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2025
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弊社クレアトゥラ株式会社がシリーズAファイナルクローズにおいて2億の資金調達。累計5.5億円の調達を実施

カーボン・クレジットの開発・提供、及び、再生可能エネルギーの導入支援を通じて、企業の温室効果ガス排出削減を支援するクレアトゥラ株式会社(東京都港区 代表取締役CEO服部倫康 以下「当社」)は、シリーズAファイナルクローズにおいて2億の資金調達を実施。NVCC9号投資事業有限責任組合(運営者:日本ベンチャーキャピタル株式会社)、水素の森投資事業有限責任組合(呼称:Niterra 水素の森ファンド 、運営者:グローバル・ブレイン株式会社)、東急建設-GBイノベーション投資事業有限責任組合(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)、との正式契約を締結したことをお知らせいたします。 シリーズAでの累計調達額は5.5億円となりました。当社はこの資金を活用し、事業拡大スピードを速めることで、我々のミッションである「かけがえのない自然を次世代へ」の実現に近づきたいと考えています。
PR Timesによるリリース資料はこちらから
https://prtimes.jp/my_c3/action.php?run=mypage&page=pressreleaseedit&release_id=12
調達の背景と目的
当社は「かけがえのない自然を次世代へ」というミッションのもと、企業等の脱炭素化の実現に向けて、カーボン・プロジェクト開発、カーボン・クレジット等の提供、及び、コンサルティングを推進しております。2022年7月の設立以来、販売してきた累積のカーボン・クレジット、再エネ証書の量はCO2換算で110万トンを超えております。
世界的な気候変動対策への必要性が高まる中、全世界のカーボン・クレジットの需要も2020年時点で1億トン程度から2030年には11億トンまで拡大することが予想されており、また日本においても2026年度から排出量取引制度が開始することが閣議決定されたため、その需要は飛躍的に高まることが想定されています。一方で、昨今、CO2の削減量が過大評価されているプロジェクトの存在が指摘されるようになっていることもあり、質の高いクレジットを活用することでグリーンウォッシングのリスクを避けることが企業にとっての重要な課題となっております。
こうした背景のもと、弊社ではフィリピン・パンガシナン地方で、株式会社クボタ及び東京ガス株式会社と共同で水田のメタン削減プロジェクトを立ち上げる他、ベトナム、タイ、バングラディシュでの自らプロジェクト開発を進めることで、クレジットの質を担保し、クレジットの量及び質への双方のニーズへの対応を進めております。また、東京ガス株式会社とは国内でもJクレジットの創出を進める等、信頼性の高いプロジェクトを自ら新たに開発することで当該ニーズへの対応を進めております。さらにこれらのクレジット開発にはITの活用を進めることで信頼性の確保を行っております。
今回調達した資金をもとに、現在実施している国内外でのカーボン・プロジェクトの開発及び、IT/SaaSの開発を加速させることで、今後飛躍的に拡大する質の高いカーボン・クレジットの需要に応えていきます。
資金調達の概要
調達金額:2億円
調達方法:第三者割当増資
引受先(敬称略):NVCC9号投資事業有限責任組合(無限責任組合員:日本ベンチャーキャピタル株式会社(略称:NVCC/東京都千代田区))、東急建設-GBイノベーション投資事業有限責任組合(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)、水素の森投資事業有限責任組合(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)
今後の展開
JCM制度の元、フィリピン・日本両政府に働きかけ、農業分野における第1号案件として、フィリピン・パンガシナン地域のプロジェクトの早期プロジェクト登録及びクレジット発行を目指します。並行してフィリピンの他地域、及び、東南アジア・南アジア諸国へのプロジェクト展開を推進致します。国内ではJクレジット創出の推進を、東京ガス株式会社をはじめとした各企業との協業を元に加速させていきます。また上記のプロジェクト開発には特許を取得した弊社のITシステムを活用することで、さらなる付加価値の向上を実現します。今後も「かけがえのない自然を次世代へ」の実現に向けて、事業の拡大を推進致します。
日本ベンチャーキャピタル株式会社 キャピタリスト 大西有佳里のコメント
この度、クレアトゥラ様及び投資家の皆様とご一緒することができ、大変嬉しく思います。服部社長率いるクレアトゥラ社はカーボン・クレジット開発・取引の先駆者としてバリューチェーン全体への豊富な取り組み実績・ノウハウを持ち、質の高いソリューションを提供されています。今後排出量取引が本格化し、需要が高まる国内外の脱炭素市場においてエコシステムの中心となっていくことを期待しています。
日本特殊陶業株式会社 執行役員 グローバル戦略本部サステナビリティ戦略室長 北河広視のコメント
クレアトゥラ様の技術や豊富なご知見・ご実績は、当社が進めている水素社会・炭素循環型社会の早期実現を目指す「水素の森」プロジェクトにおいて、今後の炭素循環型社会に向け必須となるCO₂削減量の見える化およびクレジット化の加速に貢献されるものと期待しております。また、森林・農業系プロジェクトによりGHG(温室効果ガス)削減活動をされている点に当社の社名にこめた「地球を輝かせる」という想いとのつながりを感じております。 当社は、クレアトゥラ様の技術開発を支援するとともに、当社が推進するCCU事業との協業を含むさまざまな可能性を探りながら、社会的課題の解決に取り組んでまいります。
東急建設 GBイノベーション投資事業有限責任組合(TCIF)
東急建設 イノベーション推進部 オープンイノベーションG 濱田麻衣可のコメント
クレアトゥラ社が「かけがえのない自然を次世代へ」というミッションを掲げ目指す先にある世界観は、当社が長期経営計画VISION2030の中で掲げております「カーボンゼロ、廃棄物ゼロを目標に、持続可能な街づくりにもっと新しいソリューションを」というものに通ずるものと感じております。 当社でもこれまで脱炭素化に取り組んでおりますが、当社に限らずおそらく誰もが「次世代に負の遺産として残すわけにはいかず、やらなければいけない。
2026年には排出権取引本格稼働も控える中で、クレアトゥラ社への出資を機に、当社もカーボンクレジットやオフセットの知見を深め、クレアトゥラ社と今後協業について検討を進める中で知恵をもちより「次世代」のために未来へ建て続けていきたいと思います。
グローバル・ブレイン株式会社 General Partner CEO 百合本安彦のコメント
国内においてカーボンクレジットの開発とデジタルモニタリング技術の先駆者であるクレアトゥラへの出資機会をいただき、大変嬉しく思います。クレアトゥラは、森林・農業・再生可能エネルギー分野におけるクレジット創出で確かな実績を築いています。同社が開発する衛星データやIoTを活用したデジタルモニタリング技術は、クレジットの信頼性を向上させる革新的な手法であり、今後のカーボンクレジット市場の拡大を後押しすると確信しています。本投資を通じて、クレアトゥラの東南アジア・国内のクレジット開発の加速など、多面的に成長支援を行ってまいります。
クレアトゥラ株式会社 代表取締役CEO 服部倫康のコメント
この度、ファーストクローズで出資頂きましたDBJキャピタル様、三井住友海上キャピタル様に加えて、日本ベンチャーキャピタル様、東急建設様、水素の森投資事業有限責任組合様に出資を頂いたこと大変誇りに思っております。今年は2030年にGHG半減の目標達成に向けあと5年となる年であり、いよいよ本格的な事業判断や投資を進めないと目標の達成には間に合わないフェーズとなっております。今回頂いた出資を元に、特許を取得したITの活用、及び、当該技術を元にしたユニークな国内外のカーボン・プロジェクトの開発を加速させます。クレアトゥラは、テクノロジーとカーボンファイナンスを駆使し、先進的なソリューションを創造する企業として、かけがえのない自然を次世代へ残すために、全力で挑戦し続けます。
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